第4話 第2話
Synopsis あらすじ
自分が死ぬ少し前、佐伯(阿部サダヲ)と車の中で争ったことを思い出した徹生(柄本佑)は、その後どうなったかわからず不安になっていた。更に母・恵子(風吹ジュン)まで徹生の自殺説を信じていると知り閉口する。秋吉(萩原聖人)の店でバイトをしながら就職活動に励むが、生き返った人間への世間の風当たりは強く、全てがうまくいかない。踏んだり蹴ったりで迎えた誕生日、徹生は妻・千佳(鈴木杏)と佐伯の秘密を聞かされる。
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Cast キャスト
Reviews このエピソードの口コミ
作品の口コミ全件 →死んだはずの人が甦るという内容の作品は今までもあり、その場合は大体家族や周りの人達から戸惑いながらも喜ばれるという展開が多かったように思いますが、このドラマは徹生が再生者として再び生活を取り戻そうとしていく様子が妙にリアルだなと感じました。夫が生き返りただ喜ぶのではなく戸惑いの方が大きい妻の千佳や、幼く記憶がほとんどなかったせいか人見知りをして他人のように接する息子との関係性だったり、1度亡くなったから返済をする必要がなくなったはずの住宅ローンや、保険金の返還などお金という生きていくための現実的な問題が発生していて、良い面よりもどちらかというとネガティブな面が描かれているのがとても新鮮で面白いなと思いました。また、佐伯が千佳に近付いていく様子がとても気味悪く恐ろしくも、阿部サダヲさんの演技に魅了されました。
もしかしたら千佳さんって、今でも佐伯と繋がっている可能性がありますね。普通だったら、あんなことを言ってきていた佐伯を知っているんだから、徹生の言うとおり、佐伯が殺したのに、自殺だって思い込ませたいように考えると思うけど、あの時の千佳は旦那さんが急に死んで、それでも息子を一人で守っていかないと追い込まれていたんだろうから、もしかしたら佐伯に洗脳されてしまったのかもしれませんね。それにしても復生者への風当たりが強いな。秋吉さんのお店にいた人って、文句言うけど喋ってくれていたから、まだマシな方だったんだな。
徹生のいる生活に少しは慣れてきたものの、徹生が亡くなったからこそ返済をする必要がなくなったはずの住宅ローンや、保険金の返還という問題が発生し、死者が生き返るということは必ずしもいいことばかりではなく、現実問題として立ちはだかるものの大きさにも気づかされた。また、生き返った人間が就活をすることで、経歴に空白期間が生まれたり、自分が生き返った人間だと説明した途端、面接は終了し、まるでバイ菌を持った人かのように扱われるなど、しんどい面も多いなと思った。そして、死者に口なしとばかりに、佐伯が千佳にあることないこと吹き込んで惑わせようとしていたこと、そこに引っ張られそうになったことなど、観ていてゾクゾクした。
死んだはずの人間が複生者として生きるという非現実的な設定ではありますが、まるで現実世界のようなリアルさがあり不思議なドラマです。就職の面接で複生者だと分かった途端に面接官の態度が変わったりと、複生者として差別を受けたり白い目で見られるようなシーンがあり、現代のコロナによる風評被害にも重なる部分を感じましたし、死んだ人がもう一度人生をやり直す前向きなドラマとは少し違うように感じました。全体的に重めではありますが、主人公がなぜ転落して死亡したのか、妻がまだ隠していることは何なのかなどこれから明かされていく真実を知るのは少し恐ろしくも受け入れながら最後まで見ようと思います。
柄本佑さん演じる徹生が亡くなったはずだが生き返り、再生者として生きていくというファンタジー要素がある不思議なドラマですが、徹生の死と深く関わっているであろう佐伯を演じる阿部サダヲさんの演技が相変わらず凄まじく、不気味で怖かったです。何を考えているのか、何が目的なのかが分からない怖さがとてもあり、改めてすごい役者さんだなと感じました。徹生が亡くなった本当の原因は何だったのか、鈴木杏さん演じる妻の千佳は佐伯と会っていたという秘密以外にもまだ何か隠していそうなので、今後の展開がとても気になります。